2017年2月13日月曜日

すれ違いの親切心


よく狭い歩道で人とすれ違う時、車道側に行こうとか過ぎる迄立ち止まって待とうと考えると、面白い現象が起こる。

同時に同じ方向に突進したり、同時に立ち止まったりだ。

こういう時に限って、慌てて逆方向に行くと相手も同じ方向にまた向かい、立ち止まってて動こうとすると相手も動いて慌てて止まる。

そうなると、何となく相手を見ずにやり過ごそうとしていたのが、つい相手を意識してみてしまうと、その瞬間についお互い苦笑していることに気付く。


お互いちょっとした親切のつもりが、まるでミニコントのようになってしまう。お互いに対する小さな思いやりから派生した、小さなコミュニケーションだ。